SAFETY 安全への取り組み

運輸安全マネジメントに関する取り組みについて(2025年度)

当社は輸送の安全の確保が最も重要であることを自覚し、絶えず輸送の安全の向上に努めます。

01 輸送の安全に関する基本的な方針

安全の基本方針

1. 安全はすべてに優先します。
2. 交通ルールを守ります。
3. 運輸安全マネジメントを継続します。

02 輸送の安全に関する目標およびその達成状況

01. 2024年度の目標及びその達成状況

「重大事故・健康起因事故 0」
「事故件数15%削減」※前年度(2023年度)比

人身事故を8月に、健康起因事故を6月に1件ずつ発生させてしまい、 目標を達成することはできませんでした。一方、事故件数は、目標の2023年度比15%減を達成できました。営業所ごとでは、7営業所中3営業所が目標を達成しました。
事故の大半は、固定物との接触事故であり、防ぐことのできうる事故でした。2025年度は、2024年度の結果を踏まえ事故防止の取り組みをより一層推進します。

02. 2025年度の目標

「重大事故・健康起因事故0」
「事故削減・事故件数12%減」※前年度(2024年度)比

03 自動車事故報告規則 第2条に規定する事故に関する統計

2024年度発生5件(内訳)

衝突…0件
車内事故…0件
健康起因…4件
人身事故…1件

※当社は運行中の乗務員の健康状況についても常に配慮し、運行中に体調不良が発生した場合は、迅速に運行停止の指示を行います。あわせて、交代乗務員をただちに現地へ派遣し、お客様への対応を行っております。昨年度発生しました健康起因の4件の内で3件は、同様の対応を行った結果でした。

04 安全管理規程

安全管理規程:本文(PDFファイル/188KB)
安全管理規程:別表(PDFファイル/48KB)

01. 2024年度の取り組み

①安全に対する基本ルールの遵守     
イ. 社長、安全統括管理者による営業所巡視     
ロ. 社長、安全統括管理者による運行現場での立ち会い・指導     
ハ. 朝礼で、運輸安全マネジメントの安全方針を唱和     
二. ドライブレコーダーの映像を活用した個人面談による基本動作の徹底     
ホ. 運輸安全マネジメントの理解を深め、安全意識の向上を目的に研修会を開催     
ヘ. 乗務員手帳を配布、常に携帯し安全意識を浸透     
  運輸安全マネジメントの安全方針及び安全重点施策を記載した     
  乗務員手帳の別冊(カード)も配布し、安全方針等の周知徹底     
  ※乗務員手帳は、全乗務員を対象に配布     
   乗務員手帳の別冊(カード)は、全社員(乗務員以外も含め)を対象に配布

②PDCAサイクルを活用した業務改善
イ. 毎月、経営トップ・安全統括管理者・経営管理部門・現業部門が出席する運行会議を開催
ロ. 半期に一度、全社安全会議及び安全推進委員会を開催し、取り組みの確認と見直しを実施

③2024年度にASV(先進安全自動車)を搭載した新造車両15両導入

④専用車両による運転教習の実施
サージェントイエロー(教習車兼災害指揮車)で、専任の指導員による新規採用運転士などの実技運転教習を実施

⑤健康管理の取り組みの推進
イ. 人間ドック・健康診断の実施          
ロ. 産業医、保健師による健康管理(個人面談の実施)          
ハ. SAS(睡眠時無呼吸症候群)対策の推進          
ニ. 年1回のストレスチェック制度の実施          
ホ. 脳健診の実施          
へ. 乗務前の検温および血圧計測の実施

02. 2025年度の取り組み

①乗務員指導教育体制の確立
イ. 年次別教育プログラムの継続
ロ. 初任運転者対象の研修を強化
(指導運転者等による同乗研修を複数回実施)
ハ. ドライブレコーダーを活用した安全運転指導の実施
ニ. 運転士の高齢化に適用した指導内容での研修を実施
ホ. 健康起因事故防止を目的とした研修の強化
ヘ. 異常気象時の対応も含めた重大な事故などへの対応訓練の強化
ト. ASV(先進安全自動車)を搭載した新造車両10両導入

06 輸送の安全に係る情報の組織・伝達体制

輸送の安全に関する組織体制および指揮命令系統図(PDFファイル/67KB)
重大事故・災害発生時の緊急連絡体制(PDFファイル/148KB)

07 輸送の安全に係る教育および研修の実施状況

01. 2024年度教育および研修

①当社主催の教育・研修
≪運転士≫
イ. 乗務員研修会(夏季・冬季・冬季対策:年3回)
ロ. 冬山走行研修
ハ. フォローアップ研修(2年次運転者)
ニ. ブラッシュアップ研修(5年次運転者)
ホ. マスターズ研修(高齢運転者)
へ. 添乗・同乗教育(初任運転者)
ト. リフレッシュ研修(事故重複惹起者研修)
チ. 異常気象時対応訓練
リ. バスジャック訓練

≪ガイド≫
イ. 乗務員研修会(夏季・冬季:年2回)
ロ. 観光地実習
ハ. ガイドライセンス試験(上級・中級)
ニ. フォローアップ研修(契約ガイド・アルバイトガイド)
ホ. 同乗教育
ヘ. 異常気象時対応訓練
ト. バスジャック訓練

≪管理者≫
イ. 運行管理者・補助者研修(点呼研修)

②外部機関による教育・研修
≪運転士≫
イ. 自動車安全運転センター 安全運転中央研修所
ロ. 名鉄自動車学校
ハ. 交通教育センター レインボー浜名湖

≪管理者≫
イ. 整備管理者選任前研修

02. 2024年度 初任運転者に対して行う安全運転の実技指導

運転教習専用車両で、専任の指導経験豊かな指導員が、規程の20時間に止まらず十分な時間を費やし、初任運転者に対して安全運転の実技指導を実施。
「安全運転の実技指導」について(PDFファイル/284KB)

03. 2024年度 講習会への参加、資格の取得

①安全に関する講習会への参加         
イ. 運行管理者一般講習         
ロ. 運行管理者基礎講習         
ハ. 普通救命講習Ⅰ         
ニ. 運輸局、バス協会主催による安全セミナー

②安全に関する資格の取得          
イ. 運行管理者          
ロ. 旅程管理  

04. 2025年度 輸送の安全に関する投資計画

総額:7,329千円          
乗務員の研修・教育に係る費用          
(車両に関する設備投資金額は含みません。)

08 輸送の安全に係る内部監査の結果並びにそれに基づき講じた措置および講じようとする措置

(1)2024年度も、昨年度に引き続き監査当日の関係法令などの適合性だけではなく、日常業務がPDCA サイクルに基づいて実施されているかどうか、安全管理体制上の有効性を確認することにも重点を置いて業務内容の確認をしました。また、運輸安全マネジメントに関する監査と業務監査に切り分けて実施しました。
運輸安全マネジメントに関する監査は、名鉄グループバスホールディングス株式会社が同席のもと一般財団法人日本品質保証機構によって実施され、その結果、マネジメントレベルは概ね仕組みが十分に整い、その仕組みに基づき運用されおり、成果となって表れていると評価を得ました。
また、業務監査は、総務人事部が主管して実施し、点呼記録簿・行程表などの運行帳票類をはじめ車両の管理・法定点検の実施状況また事故・クレーム後の面談指導など関連法令・規則を遵守し、概ね不備が無く安全管理体制の向上に取り組んでいることが確認できました。

(2)2024年8月に、名鉄グループバスホールディングス株式会社が同席のもと一般財団法人日本品質保証機構による経営トップおよび安全統括管理者への内部監査が実施され、現場への立ち会い、運行体制や業務の見直し等に主体的かつ積極的にかかわり、安全管理体制の更なる充実・強化に向けて真摯に取り組んでいると評価を得ました。

09 安全統括管理者に係る情報

西山 学(取締役管理本部長)

10 事業用自動車の運転士、運行管理者、整備管理者に係る情報

2025年4月1日現在

運転士…159名
選任している運行管理者…59名
選任している整備管理者…7名

11 事業用自動車に係る情報

2025年4月1日現在

大型…160両
中型…9両
小型…6両
計:175両

12 行政処分情報

当社は運輸局より2024年度、行政処分は受けていません。

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